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2019/09/28

R-18

酔ったセルゲイくんが机の下に潜り込んでいたずらする話。
おフェラしてるだけ。続きはそのうち。
【特殊性癖注意】
ディープスロート→イラマチオ



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コンコン、というノックが執務室に響き、ワークマンは簡潔に「入れ」とだけ告げた。扉が開いて中に入って来たのは弟子であり部下でもあるセルゲイだった。

「どうした?俺の仕事ならまだ終わってないぞ」

セルゲイはワークマンの言葉を聞いているのかいないのか、どころなくおぼつかない様子で歩いてきて、机の上の書類を勝手にどけてヒョイと腰かけた。
普段はこんなことはしないのだが……。訝し気にしつつも、仕事が優先だ。小さくため息を吐きながらどけられた書類を手に取り、仕事を続ける。

「んぅー」

セルゲイがなんだか甘えたような声を出してチョイチョイ、とワークマンの前髪を指で持ち上げるように触った。……なんなんだ?
スルーして手を動かすものの、セルゲイの手は前髪だけでなく頭頂部を撫で、長くとがった耳をも触った。流石に少しうっとおしく、ぺしんと手を払う。

「やめろ」
「ふふ」

払われた手を口元にやり、セルゲイは機嫌よさそうにくすくすと笑った。……やはり様子がおかしい。
ペンと書類を置きセルゲイの顔を覗き込むと、マスクに覆われた鼻や口は兎も角として、目元が妙に潤んで赤らんでおり、にんまりと弧を描いていた。

「お前、酔っているのか?」
「んー?」

目を細めてふるふると頭を横に振っているが、まぁ……酔っているな。普段ふたりで酒を飲む際はこんなにもふわふわにはならないのだが……かなりの量を飲んだのか?
しかしまぁ……いたずらをするだとか、ニコニコしているとか、随分かわいらしい酔い方だ。邪魔なのには変わりないが。

「仕事の邪魔はやめろ」

ぱちんとデコに爪弾きすると、セルゲイは小さく呻いて眉を寄せいっきに不機嫌そうになり、まるで子供のようにツンと顔を背けて次元門へ潜っていった。間を開けず次元門が向こうのソファの上に発現し、どさりとセルゲイが転がる。
もぞもぞとコートを脱ぎそこらに投げると、居心地のいい場所をさがすネコのように丸まり、そのうち動かなくなった。寝たのだろうか。

突然やってきた酔ったセルゲイによって中断された仕事に再び取り掛かる。
わざとテンポを落として掛けているレコード、カリカリとペンが紙面を走る音、――セルゲイの小さな呻き声。次元門の開く音。

「な、」

出口の次元門はワークマンの両足の間に開かれた。大きな執務机の内側の、足を入れるその空間に。

「なにをしている!?」
「んぅ」

コートを脱ぎ手袋も外した軽装なセルゲイは、窮屈そうにもぞもぞしながらワークマンの足にすり寄り、ふにゃふにゃした笑みをこちらに向けてくる。リラックスして座っていたために足は開いていたので彼はその足の間に現れており、セルゲイの顔の位置が非常にまずい。
それを分かっているのかわかっていないのか、すりすりと頬擦りまでする始末。……いや、これは、わかっていてやっているな?

「セルゲイ……」
「ふん、んー」

相変わらず含むように笑っており、目は潤んでにんまりと歪んでいる。酔った人間の遊びにしたってタチが悪い。
ワークマンは連日の仕事でいつものことながら疲れている。疲れているときというのは……なんというか……いっそ反応しやすいものなのだ。

「……!?」

セルゲイはいたずらのつもりでそこに潜り込んだのかもしれないが、頬擦りしているふくらみが硬さを持ち始めると急に焦りだした。しかし興味津々というような視線は隠せず、恐る恐るといった風に手を這わせゆるく撫ではじめた。
ワークマンは深いため息を吐き、再度ペンと書類を手に取る。

「はぁ……もう、いい。好きにしなさい」

ワークマンはうろたえない。うろたえないったらうろたえないのだ。腕にアビスを移植した時だって書類を片付けながらだった。何をしながらでも書類に触れるのだ。
ワークマンはそんなふうに自己暗示交じりのことを考えながら書類にペンを走らせ始めた。

「んふ」

股座に頬を擦り付けゆるゆると撫でさするセルゲイは相変わらず笑っている。酒が入ってるとはいえ、こんなにもふわふわしたセルゲイは実に珍しい。正気に戻ったときに発狂しなければいいが。
硬さを増し存在を主張する陰部の何が面白いのかは知らないが、されている側からすれば正直まどろっこしいしもどかしい。
そう思っているのが通じたのかセルゲイは撫でるのをやめ、ふにふにとふくらみを揉み始めた。鼻を寄せ、マスク越しにスンと吸い込み、吐き出した息は随分と熱がこもっている。

レコードはすでに止まっている。カリカリとペンが紙面を走る音、ぺらりと書類の捲れる音、セルゲイの呼気。

セルゲイが手を伸ばし、カチャカチャと音を立てながらワークマンのベルトを外し始めた。窮屈で動きにくいためか少し手こずっていたが、やがて外れると今度はスラックスのボタンだ。
……いたずらに終わらず、まさか直接触れる気なのか?こんなところで?
困惑して手を止めてしまい、セルゲイを見下ろす。セルゲイは敏くそれに気づくと、眉をハの字にさせて潤んだ瞳をこちらに向けた。はあ、という熱い吐息が股座に触れる。
どくんと血が集まるのを自覚してしまうほど、ワークマンはそのセルゲイの表情に劣情を催した。

気付いていないらしいセルゲイはそのままスラックスのファスナーをおろし、下着にまた鼻を寄せた。
マスクから漏れる息はだんだんと荒くなっているようで、ワークマンの股座をよほど気に入ったのだな、なんて思った。なんというか、興奮する。
陰茎はこれ以上ないほどガチガチに硬くなっており、窮屈で痛いくらいだ。ここまで来たならさっさと開放してほしい、なんてことも思い始めてしまう。ちなみに手は今も書類仕事をこなしている。

そのうち、ガチガチになっていることにようやく気付いたらしいセルゲイが潤んだ瞳をこちらに向けてくるが、ワークマンはあえて知らないふりをした。セルゲイは不満そうに唸りつつも、どことなく嬉しそうな響きがある。
こんなにも興奮してくれているのか、なんて思っているのだろうな。ワークマンはセルゲイの師匠なので、考えていることはなんとなくわかる。

そしてようやく下着が寛げられると、待ちに待っていたと言わんばかりにワークマンの剛直はセルゲイの頬をべちんと叩きながら解放された。セルゲイはびっくりしたように目を見開いて、熱く大きく硬いそれをまじまじと見つめ、ごくりと唾をのみ込む。
ワークマンがチラと視線をやるとセルゲイと目が合った。ワークマンは苦い顔をして、恐る恐るといった風にセルゲイの頬を少し撫で、すぐに書類に戻る。セルゲイはたったそれっぽっちの触れ合いがうれしかったのか、目元をだらしなくとろけさせた。

ぢぢぢという音を立てて、マスクの口元のひときわ目立つ大きなファスナーが開かれる。
食事の際にしか開いたところを見たことがないファスナーは、端から端まで開けても大きく開くことはないが、隠れていたふっくらとした唇は顔をのぞかせる。
ファスナーの歯が陰茎に触れるのもお構いなしなのか、セルゲイは顔を寄せて竿に口付けをした。痛くはないが違和感はあるし、金属ゆえに少し冷たい。
はむ、はむ、とゆるく唇だけではみながら移動していき、亀頭の先に挨拶のような口づけ。ちろりと少しばかり舌で舐め、ふー、と息を吐く。

――ぐわ、とも、ぶん、とも言えるような奇妙な音は次元魔法で次元の亀裂を開く音だ。
次元の亀裂を人工的に魔法で開き、それを制御し、門として操ることが出来るもの――ディメンションウォーカーと呼ばれる魔法使いは、さすがのカシュパにも少ない。
そのうちの一人がセルゲイなのだが……彼はどうも、マスクを着けたまま陰茎を慰めるためにその技術を使おうとしているようだった。ファスナーを開けてもまだ邪魔で咥えられないからって、技術の無駄遣いをしなくてもよかろうに。

黒い皮のマスクに張り付けられた牙の生えた口の形をした次元門に自分の大事なところが飲み込まれていく光景はさすがのワークマンもひやりとした。
しかし、たどり着いた先は熱くぬるついた……つまりはセルゲイの咥内だったため、やわらかくいやらしい感触にぐっと眉を寄せるしかない。もうこの時点で気持ちが良すぎる。

あまりにも大きい亀頭を口に含むだけで咥内はいっぱいだろうに、器用に舌を滑らせながら徐々に奥へと誘っていく。苦しそうにえずいたのは一度きりで、それっきり唸りは漏らすものの苦しそうな声は漏らさない。
無茶なことに喉の奥まで飲み込んでいるらしいがさすがに全部は無茶すぎて入りきらず、セルゲイは諦めて頭を引いた。

ぬちゃ、という粘着質な水音と共に次元門から引き抜かれた陰茎はてらてらと濡れている。
セルゲイは顎から喉までをさすりながら陰茎を手でしごいた。唾液か分泌液かも分からぬ透明な液がその動きでぐじゅぐじゅと泡立ち、ぬるついて快楽を素直に届けてくる。

「楽しいか?」

ワークマンが与えられる快楽に耐えるように顔をぎゅっとしかめながら問うと、セルゲイはにっこりとほほ笑んだ。マスクのファスナーから覗く唇も深く笑みを浮かべている。楽しいらしい。
そうしてセルゲイは休憩だかウォーミングアップだかはもう終わったとばかりに軽く首を鳴らし、再度次元門を使いワークマンの陰茎を咥内へ飲み込んだ。



――歯が当たらぬようには努力しているものの、大きいためにどうしても触れてしまう。せめて噛みつかぬようにしながらあぷあぷと亀頭に吸い付き、舌は鈴口をこじ開けるように弄繰り回す。
唾液はこぼれても構わない。多いほうがぬるついて気持ちが良いので、むしろこぼれるくらいのほうがいい。
竿の根元をさすりながら、たまにくぽんと音を立てて口を離し、また咥えて吸い付き舐めしゃぶる。

「ッ……セルゲイ」

半分怒っているような、咎めるような声で名前を呼ばれて、セルゲイはチラとだけ視線を向けた。
苦しそうな顔をしているがワークマンはまだペンを握っているし、カリカリという文字を書く音も聞こえている。くやしい。
そうやって悔しさを原動力にしているものの、自分も興奮しているのは間違いない。セルゲイは空いた左手で下履きを寛げ、ゆるゆると自分を慰めた。

一度口を離して息を整え、先ほどのように喉へと誘い狭い道をさらに狭く締めながら挿抜を始めると、ワークマンが書類に走らせるペン先が、すこしだけブレた。これだ。
――ぶぢゅ、ごぷ、ずっ、じゅるる。
醜く、いやらしい水音が机の下の空間に響く。

「そんなもの……どこで覚えてきたッ……!?」

カタン、とペンが机に置かれる音を聞いて、セルゲイはようやく「勝った」と思った。
書類仕事にばっかりカマかけて、弟子にかまってくれないなんてひどい師匠だ。
上目使いでワークマンを確認すると、歯を食いしばってフーフーと荒い息を漏らしている。きもちよさそうだ。
挑発的に緩く目を細めるとワークマンの大きな手が伸びてきてセルゲイの頭を乱暴につかんだ。
――しまった、ストッパーを外してしまったな。

「お"、ご」

息が出来る程度を心がけていたのだが、プッツンしてしまったワークマンには関係ない。勢いよく引き抜かれ、同じ速度でねじ込まれ、もはやピストンに近い。
まるでオナホのように好き勝手に動かされて酸欠気味になりながらも、喉の奥を突かれたときに背筋を這うゾクゾクとした快楽は増していく。右手はワークマンの太ももに添え、左手は手淫を越えて尻の穴を弄った。
がぼ、がぼ、と溺れる寸前のような音が喉から漏れ、ぼたぼたと唾液と先走りの混じった汁が泡立ちながらこぼれてマスクを汚していく。

「ッ……!」

ぎり、と歯を食いしばる音が聞こえて、ワークマンは剛直をひときわ深く喉の奥に突き刺した。間を開けず射精が始まる。
それは精液を飲み込む、というよりは注がれる、という方が正しかった。なんせ、喉の奥まで突き刺されているので。
一滴も口からは溢れることなく胃へと直接落ちていき、窒息寸前のふわふわした意識はどこかへ飛んでいきそうだった。ガクガクと身体を震わせながらセルゲイも白濁を吐き出し、半脱ぎの下着を汚した。

「はっ……はっ……ぐ、」

長く感じるほどの射精が終わると、ほんの少しだけやわらかく落ち着いたワークマンの陰茎が、ずろろろろ、と引き抜かれる。
ようやく酸素を取り込んだセルゲイは2、3度咳き込んだ。ひゅ、ひゅ、と呼吸を整えて、脱力したようにワークマンの太ももを枕にする。

しまった、またやってしまった――ワークマンは欲情が一線を越えると、相手を気遣う気持ちが吹き飛んで好きなようにしてしまうところがある。今回も、それだ。

「すまん、セルゲ……」
「んーぅ♡」

謝罪に被せるようにセルゲイが発した唸り声は、なんともかわいらしい子犬のような鳴き声だった。そんな声が出せたのかと驚くほどに高く、甘く、愛らしい。
生理的な涙で濡れた青い瞳は先ほどよりもずっととろけて、うるうるときらめいてワークマンを見上げている。すり、と太ももに頬ずりも忘れない。

……射精したことによって収まってきていた陰茎がまた硬さを取り戻し、むくりと鎌首を上げた。
セルゲイはそれを見て、また挑発的にくすくすと笑う。しょうがないなあ、師匠は。そう言っているようにも見えた。

……どうしてくれようか。
とりあえず、彼を机の下から引きずり出すことから始めないといけないな。



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