ガチャ。
「おい、ノレ。髪、切ってくれ」
「なんだ、エムか。おう、任せろ」
「おい、武器で切ろうとするな。ハサミはある」
「ん?あぁ、すまんすまん」
ガタ。
「さ、座れ」
「あぁ」
「かっこよく決めてやんぜー」
「好きにしてくれ」
シャキシャキ。
「………」
「………」
シャキシャキ。
「おい、ノレ」
「うん?」
「随分遊んでるみたいだな」
「はは、今までみたいな遊びじゃねーよ」
シャキシャキ。
「本気なのか?」
「秘密だ。で、いきなりなんだよ」
「いや。気になっただけだ」
「ふーん?」
シャキシャキ。
「おい、ノレ」
「なんだよ」
「これ終わったら、戦争行こうか。昔、みたいに」
「おーおー、またキルの取り合いか?」
シャキシャキ。
「あぁ。あと、リフとやらも誘ってやれ。あとスパだったか」
ジャキン。
「……おい」
「あ……あぁ、すまん」
シャキシャキ。
「なぁエム」
「なんだ」
「賭けようぜ」
「何をだ」
「お前がリフとスパを気に入るかどうか」
「……勝手にしてろ」
パサパサ。
「終わったぜ」
「あぁ」
バサッ。
「さて、あいつら探しに行くか」
「おい、戦争はどうした」
「んなもん後だ後だ」
「……はぁ」
「おい、ノレ」
「なんだよ」
「ありがとう」
「…………おい、それ、俺が女だったら絶対に惚れてんぞ?」
「?」
「ったく、こいつは……」
PR