「人を好きになったこと…ましてやキスなんてした事なかったんだろ?」
彼は見栄を張っていただけで、普通の…何の変哲もない素朴な青年。
きっと、努力をして強くなって、自分を探し出したのだろう。
ふ、と一息ついてファトの顔をこちらに向かせる。
「まったく…いいか?キスって言うのは、」
…間。
ファトは驚いたように目を見開いていたが、そのうち大人しく目を閉じた。
…ふと、相変わらず冷たい手が太ももに触れる。
「ちょ、ちょっと…どこ触って…」
「キス許したんだからいいじゃないか」
ファトはそういってニヤリと笑った。
「や、やだ…この…マセガキ…っ!」
「残念ながら僕は君より年上でね。悪かったねチビで」
唇の隙間から無理に舌が割り込んでくる。
咥内を犯し、唇が離れると名残惜しそうに銀の糸を引く。
あ、うん。めちゃくちゃ上手いです。
「まさかあんた、さっきの…」
「演技だよ。気付かないなんて馬鹿だね」
うぅ、とうなり逃げようとする。
腕をつかまれ踊るようにくるりと回り…気がつくとファトの腕の中にいた。
ファトは「チビ」といっていたわりに意外と背が高かった
といってもほんの少し、だが。
多分童顔だから子供らしく見えるのだろう。
「…君のこと…逃がすつもりはないからね?」
耳元で甘い声で囁かれ、…私は降参した。
…彼は、もしも私が新しい男を作った日にはうちの大陸に攻め込んで一人で全員虐殺しそうな勢いだった…
*
「…ていうか他の皆は?」
「仲間は来るなって脅し…お願いして、敵は邪魔だから消した」
「消し… ……」
ハイド弓スカ
「俺ピア打った方がよかったのかな」
ハイド短スカ
「俺パワブレした方がよかったのかな」
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ということで
がんばるスカウトの憂鬱、読んでくださりry
最後のはネタだ。すまん。
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